2月のみもざていレッスンレポートがまだ残っておりますが。

和菓子のご紹介でございます。

「桜の便り」というこちらの和菓子は一見「練り切り」に見えますが、細かく言うと生地が違い、「こなし」と言います。

「こなし」は京都に古くから伝わるお茶席にも使われる上生菓子です。

「ねりきり」は関東を中心に広まり、あんに求肥を入れて練り上げたものであるのに対し、「こなし」はあんに小麦粉又は餅粉を入れて蒸しあげてこなしたものです。

私の「こなし」は、小麦粉と餅粉両方を入れますよ。

見た目は全く区別がつきませんが、「ねりきり」はほぼ「あん」であるのに対し、「こなし」はもっちりとした食感になります。

私は「こなし」の方が好きです。

ただ「ねりきり」より乾燥しやすいのが難点かもしれません。

桜葉を下に敷いても香りが移って美味しいですし、細かく刻んだものをあんに入れてもダイレクトに桜を感じて美味しいです。

上の写真はピンクのこなし生地で桜葉入りの白いこなし生地を包みさらに小倉あんを包んだ3層になっています。

白あんに桜葉を入れるとうまくやらないとピンクの生地に見え隠れしてしまうので、小倉あんまたはこしあんに桜葉をいれる方が安全かもしれませんね。

こちらは花びらの先端の窪み?を付けていませんが、これもコロンとしてかわいいですね。



こちらのめしべ側にアクセントをつけるデザインも素敵です。

どうぞ思い思いの桜をみもざていで咲かせてくださいませ。

お教室のレッスンでモンブランを作る傍ら、和菓子を作り・・・私が永遠に痩せない理由はここにあります…痩せるって、無理💦